2009年09月07日

今井の別荘

アナムとオレはオリジナル作りに入った。
アナムはオリジナルを作るのは初めてらしく、オレが中心になってオリジナル制作を進めて行った。
ウチでオレはギターを手にし、アナムにはベースを貸してやった。

そして、適当に弾き始めた所でオレの頭にリフが浮かんだので、仮歌詞とメロディを付けて歌い出した。
『お〜れ〜は今井だ〜バンバンバンバンババババン』
二人で作りだし、アナムもメロディを修正しだしたりしてた。
オレは、アナム初めてにしては中々わかってる。
才能あるなと思った。

そして最初の曲の基本型は出来たので
『じゃあ次行こう』
と言った所アナムは
『え?もう終わり?』
不思議がってたがオレの中では、もう出来たも同然だった。
『いいよ。後でちゃんとアレンジするから』
納得行かない様だったが次に行った。

そして次は…
今井の別荘(仮)を作った。
この曲はJOHNNY THUNDERSの曲からヒントを得て作った。
そして仮歌詞の元になったのは、オレの前所属バンドのリーダー玉君の、あの一言だった。
[2章参照]

『じゃあ次行こうか』
この曲も元ネタがあるとは言え、あまりにも一瞬で終わらせてしまったので
『ホントにそんなんでいいの?』
とアナムは心配してたが
『仮歌だけ作れば出来たも同然だから、あとは任せなさい』
と、言ったがアナムは、まだ心配そうだった。

そして、この日最後の曲に取り掛かった。
パンクバンドとして活動するには速い曲も必要だと思い、オレは2ビートのリズムを意識し

童貞!今井!

の叫びで始まる曲の一部を完成させ、この日は解散した。
オレは、この三曲の内、最初の二曲の仮アレンジを済ませ、MTR内にあるリズムマシンでドラムトラックを作り、ギター、ベースを録音し、次の日に来るアナムを待った。

翌日、アナムが来たので仮歌を歌って貰った。
仮歌だったが、かなり熱唱してくれて雰囲気は充分だった。
アナムは
『曲って結構簡単に出来るんだね』
と感心していたのでオレは教えてやった。
『曲作りが難しいもんだなんて考えてたらロックンロールなんて一生出来ないぜ。ロックンロールはコード三つで出来るもんだ。ブルーハーツの"気が狂いそう"って曲は"ドシラソミレド"だぞ』
オレは、若いパンクロッカーに曲作りは難しいもんじゃない、誰にでも出来るもんだ
って事を教えてやりたかった。
てより目の前で実際にやってみせた。
いつか、自分で曲を作る機会が出来たら、オレの言ってた事を思い出して欲しい。
そーゆう思いもあった。

とりあえず二曲は本歌詞を今井に書かせれば完成、披露出来る状態に出来たので、次はバンドでやって見る事にした。

でも、まだこれじゃ足りないなと思い、オレは前バンドで作った曲のセルフカバーを考えたのだった。
[3-8]

←前へ|次へ→
3章TOP
ブログランキング・にほんブログ村へ



TOP
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。