2009年09月28日

アナムが連れて来たボーカル候補

そして、アナムがボーカル候補を連れてスタジオに やって来た。
オレとコタローは、何でアナムがボーカルを募集したのかは わからなかった。
オレとコタローは、今井が消えた時点で ずっと3ピースでやるツモりだった。
新たにボーカルを入れる気など、無かったのである。
つまり、アナムの独断でボーカル候補を連れて来たのだ。

オレとコタローは
『まぁ一応試すだけ試してみようか』
と意見が一致し試す事にした。
そして、アナムがスタジオに連れて来た。

このボーカル候補はエロ地下の時に会っているが、見た感じとかは、別に可もなく不可も無い、どこにでも居そうな奴だった。
取り柄と言えば背が高い位だった。
だが、人は見た目じゃ わからない。
もしかしたら、物凄いハイテンションかも知れない。
とりあえず唄わせてみた。

が…

普通だった。

そーいやエロ地下が終わった時、少し話しをしたのを思い出した…
『お疲れっす。凄かったです』
『えっ?なにが?』
『テンション高いっすよね』
『いや、最後以外は普通の半分以下だよ』
『えっ?あれでですか?!』
の様な話しを、そーいえば、していたのである。
だが、一回で断るのもアナムの顔が立たないだろうと思い、次の週も来て貰う約束をした。

が…
別に何の変化もなかった。
そのうちコタローは苛々したのか文句を言い出した。
『もうちょいテンション高めに歌ってくんねーかな』
確かにそうだ。
ボーカルよりコーラスの方がテンション高いのは、やり切れない。
だが、その後も たいして変わらなかった。

オレは、まだアナムに気を使い
『次のライブだけ試してみる?』
だが、アナムはもう悟っていた様で
『いいよもう。アイツ無理だよ。』
わかっていた様だ。

つか連れてくんなよw
って感じだった。
二週間を無駄にしてしまった。
オレは、メン募サイト等から来るボーカル候補などにロクな奴がいない事を、前バンドから沢山味わっていた。
ボーカルが欲しければ、ライブハウス等を巡り実際に見てスカウトするのが1番いいと思っていた。
だけど、とりあえずアナムがボーカル候補探しを諦めてくれて、少しホッとした感じだった。

オレは新曲作りに専念しようと思ってた所…

忘れていた場所から突然電話が入った。
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