2009年10月01日

救いの神

順調にリハを こなしていたが、NKホムペに例のライブハウスから、請求の書き込みがあった。
別に請求するのは勝手だが、ホムペに来られるのは迷惑であった。
オレ等が電話に出ないと言う事もあったが、壊したのはオレでも、弁償金を払うと言ったのは今井であって、オレに弁償金を払う気持ちなど全然なかった。
ムシロ警察に訴えて貰った方が楽であった。
観念出来るからだ。
しかし、オレ等の情報発信源であるホムペに、直接書き込みをしてくるとは、相手も追い込まれて来たという事であろう。

アナムも、これには参ったようで、オレに
『ホムペにまで来られると活動にも支障が出て来る。オレも払うから金払って終わりにしよう。』
そう言った。
それも一利あるかなと思ったが、オレは あんな坊ちゃまばかりが集まるライブハウスで、ライブをやった事を後悔するのと同時に…

今井の野郎!絶対許さん!

そう思い弁償金を作る為、仕事に没頭した。
支払い期限まで一週間であった。

そして支払い期限当日…
オレは一生懸命働いたが、支払い金額に\5000程届かなかった…
非常にマズイ!
でも、アナムも払ってくれるって言ってたし、何とかなるだろうと考えていた。

が…
アナムは金を持っていなかった…
非常にマズイ!
オレ的には払わないなら払わないで別にいいけど、払う!と言った以上払わないと嫌なのだ。

どうしよう…
と、思っていた所、アナムが
『ちょっと近くに知り合いが居るから電話して金貸してって頼んでみるね』
そー言って電話をしだした。
オレ等は、その時池袋に居たのだが、彼女は戸田に住んでいた。
彼女はエロ地下の時来てくれた女の子達の中の一人で、本名は知らないがNKホムペには[♪]と言うハンネで遊びに来てくれていた子だった。
そしてアナムは電話を切りオレに
『金貸してくれる奴見つかったから待ってて』
と言い、しばらく待つ事にした。

お〜!救いの神だ!

アナムの友達とは言え、オレ等の様なチンピラパンクバンドに救いの手を差し延べてくれるなんて…

なんていい子なんだ!(T_T)

オレは、涙は流してないし泣いちゃいないが、そう思った。
そして彼女と合流し、新大久保へ向かった。

新大久保に付き、とりあえずマックに入った。マックに入って数分立つと、近くの席で変なオッサン同士が小競り合いをしてた。
あんま気にせずオレ等は席に着いた。
そしてアナムはオレに言った。
『とりあえずラモは当事者だから待っててくれ。オレとコイツで行ってくるから』
と金を持ち♪チャンを連れてライブハウスに向かって行った。

そして5分位で帰って来た。
『どうだった?』
『なんか、金払うだけですぐ終わったよwつか、さっきそこで揉めてた奴だったよwどこかで見た事あると思ってたんだよな〜』
オレは、その話しを聞いて核心した。

オレ等にビビったな。

マックで、オレ等に気付いときながら何も言えず焦って店に戻る途中、見ず知らずのオヤジに粗相をして少し揉めた…って感じかなw
そして、オレ等は新大久保のライブハウスと和解し、書き込みも勝手に、あちらで消した様だった。

次の月、オレはアナムに彼女に返す様にと金を渡した。
彼女とは、それ以降会う事は無かったが、オレ等を救ってくれた恩を、オレは忘れてはいない。

と同時に…

今井への怨みは更に増していった。



六章終わり
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